生い立ちと夢

おのみちアート・コミュニケーションの源流は、1987年設立のまちづくり任意団体「尾道じゅうにん委員会」、1990年設立の「出会いの装置製造本舗」に求められます。

その後、激動の「尾道の景観運動」を経て、まちづくり活動を音楽ジャンルに特化させ、1993年「クラシック音楽を楽しむ会」が誕生 (クラシック音楽を楽しむ会は2002年「おのみちホッとコンサート」に改名) しました。この会の目的は、尾道市民に商業主義に毒されない質の高い音楽に接することで優れた感性を育んでもらうこと、さらにコンサートを開催することで音楽ジャンルでの優れた人材ネットワークを構築することにありました。

1993年5月の初コンサートから2007年10月現在で、おのみちホッとコンサートが企画・主催したコンサートは実に50回を数えました。 そして、私たちは、ふたたび『尾道町』を中心としたまちづくりにチャレンジしようと「おのみちアート・コミュニケーション」を立ち上げました。

おのみちアート・コミュニケーションは、日常の風景の質を高めながら、尾道が「出会いの装置」として機能することで、さらなる人々の交流を促し人々が定住したいと願うような、生き生きとした輝く『尾道町』を甦らせたいと考えています。

尾道を愛する人々がそれぞれのもつ能力や資金を尾道に投資することで、尾道から「無償の喜び」という配当を得るという仕組みそして「尾道」を中国四国地方の文化の首都にしようという大胆な夢を抱きながら、持続可能なさまざまな活動を展開していきたいと考えています。